名古屋大学SATREPS

テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト

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農学国際教育協力研究センター第17回オープンフォーラムを開催いたしました。(2018年3月3日)

2018/03/09

農学国際教育協力研究センター(ICCAE)は、2018年3月3日、第17回オープンフォーラム「ケニア稲作研究で何がわかったのか?」を農学部第12講義室において開催しました。今回のオープンフォーラムは、ICCAEがケニア農畜産業研究機構との国際共同研究として2013年5月22日より実施している、JST・JICA地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)による「テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト」の最終成果報告会として行われました。

主催者および来賓の挨拶に続き、東京大学大学院農学生命科学研究科の櫻井武司教授による基調講演が行われ、サブサハラ・アフリカにおける稲作の緑の革命がはじまりつつあることが様々なデータによって示されました。続いて、本プロジェクトに参画しているケニア人研究者5名により、本プロジェクトがこれまでに進めてきたアフリカ向けイネ品種の開発に必要なスクリーニングシステムと交配設備の整備、様々な環境ストレス耐性や生産性を向上させる遺伝子/QTLを導入したアフリカ向け有望系統の作出、品種の能力を引き出す栽培方法の開発、共同研究を通した人材育成などについて報告が行われました。さらに、日本人研究者3名が、これまでの5年間で得られた研究成果に基づく今後の研究構想について発表を行いました。報告に引き続いて行われた総合討論においては、今後のより発展的な研究構想および研究成果の社会実装への道筋について活発な議論が行われました。また、日本に留学して博士号を取得したケニア人研究者からは、日本の指導教員に「研究者、特に育種家は圃場に出て活動せよ」と教えてもらったことが、今後の研究の指針として胸に刻んで忘れられない言葉になったというエピソードも披露されました。本プロジェクトは2018年5月21日で終了となりますが、その後も本プロジェクトによって育成された人材を核として、これまで以上に双方向の協力体制の下、これまでの研究成果を活用・発展させ、アフリカの稲作生産性の改善に貢献していきたいと考えています。(槇原大悟)

【ケニアから来日した共同研究者たち】